予備校時代の恩師に教わったこと

私が19歳の浪人時代。東進衛星予備校が全国展開を始めたぐらいの時です。地方にいても、東京と同じ授業が受けれる、塾業界の歴史でも有数の変化でした。地方の塾はかなりつぶれたのではないでしょうか?それぐらい、衝撃的な確認的できごとでした。
私が通っていた塾も、東進衛星予備校を導入していました。受講生は私一人でしたが(笑) でもそこで、一生追いかけたい先生と出会えました。残念ながらもう授業はやっていないので、お会いする事が出来ません。授業だけじゃなく、人生を教えてくれるような、そんな先生でした。

その先生は ビリージョエルの Honestyという歌を、入試の直前の最終授業で解説してくれます。英語の授業です。多くの受講生が涙しながら、授業を受けていたのを今でも覚えています。
その先生は、【愛】についてよく語っていました。今考えると、浪人生に愛を語るって、拷問ですね(笑)
でも、今でも覚えています。【愛って、相手を愛する事ではなく、相手と一緒にいるときの自分を愛する事だよ】そう教えてくれました。大人になって、少しわかってきたように思います。

もし、私がAさんを好きだと考えると、Aさんに何かを求めてしまうと思います。
Aさんに嫌われないようにとか、Aさんに好かれるようにとか、Aさんのどこどこが嫌いになったしまうとか。全部Aさんが主語になってしまいます。
でも、その先生が言っていたのは、主語を自分にすることでした。
Aさんを好きな自分が好き、Aさんと一緒にいる自分が好き。Aさんに愛されている自分が好き。だから、自分を一所懸命に生きるんだよ、ってずっとメッセージをくれていた先生でした。

今、子どもたちを前にして、ようやく少し、あの先生が言っていた【愛】がわかってきたように思います。自分がイライラしてしまう時は、誰かに何かを求めている時です。塾やっていれば、思い通りにいかないことがたくさんあります(笑)  でも、それでも塾に来てくれて、たくさんの生徒がいる。だから、必要とされている自分を一生懸命に生きようと思ったりします。日々、全力です!

足りない事、出来ていない事、うまくいかない事、未だにたくさんあります。
歩夢学舎は完璧だ!と思える日はまだまだ遠そうです。
でも、日々、全力指導をつづける事が生徒・保護者様を愛する事だと信じています。
子どもたちと一緒に笑いたいなら、今の自分を一所懸命に生きる事が大事。

・・・・今夜中の3時近く。疲れすぎて逆にハイテンション&変な文章です(笑)
でも、毎日悩んでいる保護者様を見ています。毎日闘っている生徒を見ています。
だから私も自分を一生懸命に生きようと思っています。

みなさん、いっしょに自分を愛して、今を楽しんで、明日を夢見て、行きましょう!

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