読解力とは?
今日は、久しぶりに国語についてお話しします。
国語ですが、小学生の時にたくさん本を読み、言葉を多く知っておくと有利です。
では、読解力を上げるには、何かテクニックはないのか?
そもそも、中学生の親御さんから<それはもう間に合わないってことですか!!>とお叱りを受けそうなので(笑)
実は、あります。国語(現代文)には、正解を導き出すルールがちゃんとあります。
センスや読書量だけでなく、ルールを理解すればある程度の語彙力さえあれば満点を取れる科目です!
写真が小さくて見えないかもしれません💦
小学5年生の国語の問題です。
全部で10問あるのですが、実は語彙力の問題が1問。それ以外はすべて【指示語と接続語】の問題です。
【指示語と接続語】をマスターするだけで、国語(とくに論説文と言われる難しい文章)は面白いように答えがわかります。
傍線部「どうしてこのような表現をしたのでしょうか?」
問「この疑問に対する答えを~」
この問題を例にお伝えします。
<現代文の8割は指示語と接続語である!>
このルールを知っている人は、指示語と接続語に 〇 をつける癖がついています。
実は、昔の小学校や中学校の先生は、指示語と接続語に〇をつけさせる方が多かったのです。
だから、自然と段落わけが出来たり、答えを探すことが出来ました。
しかし、今、指示語と接続語の重要性を子どもに伝える先生が減っています・・・。
傍線部の直後に、<それは、>とあります。
指示語です。
それ=どうしてこのような表現をしたのでしょうか?
がわかり、理由を聞かれたら【原因】を探すだけです。
読解力は関係ありません。
長くなるのでここまでにしますが、他の問題も、指示語と接続語でほぼ8割以上の問題が正解できます!
これは、大学入試の問題も同じです。難しい文章ほど、指示語と接続語で正解を出せます。
他にも、
1,設問は消去法で解くべし!
2,<しかし>の直後は線を引くべし!
3,<たとえば>で始まる段落は流し読みするべし!
などあります。
じゃあ、みんなにこのルールを伝えれば、成績上がるのではないのか?
井上は、手を抜いているのではないか!!!
と素朴な疑問が出てきますよね。。。
でも、国語が苦手な生徒は、先生の話を聞くのも苦手なのです(笑)
なので小学低学年(言うことを聞いてくれる間(笑))の間に、学校の先生が<指示語と接続には線を引く!>と当たり前にしてくれれば、
国語は多くの生徒が得意になると私は思っています。
もしご家庭で国語を教える場合、指示語と接続語に〇をつけさせ、大事なヒントとして教えてみるとうまくいくと思うので、
ぜひ試してみてください。