個別塾は、いろいろなレベルの生徒がいます。
だから、立派な指導法を一つ持っているより、小さな指導法をたくさん持っている方が優秀と言えます。

昔から、私は採用試験の時に、同じような質問をしています。

『私が中1になったばかりの生徒だとして、正負の数を教えてみてください』

と模擬授業をやってもらいます。プラスとマイナスの説明です。知識は必要ありません。
もちろん、正しい答えはありません。
ただ、一つだけ、個別塾として不採用とする教え方があります。
それは 教科書と同じように説明するだけの先生です。

個別指導で一番大事なのは、【目の前の生徒】です。
生徒の様子、理解度を見ながら、いろいろな教え方をその場で考えなければいけません。
頭の中に、<指導パターンというたくさんの引き出し>がなければいけない感じです。

また、個別塾は、学校で分からないから来てくれている生徒が多いです。
学校で分からないからわざわざ塾に来ているのに、
その塾で学校と同じ指導をするだけでは意味がありません。

先日、何とか生徒に理解させようともがいている講師がいました(笑)
1回おしえてダメなら、3回おしえましょう‼
理解出来ないのは生徒の責任ではなく、教える側の工夫が足りないからです。
絵でも図でも粘土でも模型でも、なんでもつかっていい。
目の前の生徒に わかった! と言わせるまで、知恵を振り絞ってほしい。

だから個別指導は面白いです(笑)

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