3人4脚が成績UPには必要です。

学習塾で働き続け24年。人生の半分近くを塾で過ごしてきました。
振り返ると、教育も環境もかなり変わりました。いい方向で変わった部分と、そうでない部分があるように思います。20代の私は、生徒との年齢も近く、同じ教育環境だったので言葉が通じました。
でも、40代になった私と、今の小学生・中学生・高校生たちでは明らかに時代が違います(笑)
だから、私は出来る限り、子どもたちの考えや気持ちを聞きたいです。だって、自分が正しいと思う道は、20年古い道なのですから。

でも、ずっと変わらない事・変わってはいけない事もあります。
それは、成績UPは3人4脚が大事だということです。

1,絶対に成績を上げる!という熱意と、
         経験・知識を持った指導者

2,時間とお金と労力を投資する保護者

3,絶対に成績を上げたい!と考える生徒

です。・・・・お叱りの声が聞こえてきます(笑)
・何を当たり前の事を言ってるんだ!
・だから塾に行かせているんだ!
おっしゃる通りです。でも、ここからが大事です。
結局、私が出来るのは1だけです。1を高める事しかできません。
2が出来るのは保護者様だけです。
そして、大事なのは 3を実現できるのは、お子様だけということです。

3つがそろった時、奇跡の瞬間を見る事が出来ます。
成績って、比例のグラフのように右肩あがりの直線のようにはあがりません。
私が見てきた、成績が上がった生徒は、階段をのぼるようにあがります。
つまり、ある日突然、90度に成績があがる感覚です。もう、別人のようになります。

塾で働くのが本当に好きな人は、この瞬間を見た人です。
ある日、生徒が別人のように成長する瞬間を見たら、ほかの仕事は出来ません(笑)

でも、1・2・3が揃うには、ある程度の時間が必要です。
コップに水をためて、あふれ出る瞬間こそ、成績UPの瞬間です。

私はどんな生徒でも成績は上がると信じています。
でも、成績が上がるまでの 時間 には個人差があるとも思っています。
多くの方は、コップに水を入れている途中であきらめてしまいます。
生徒も同じです。私から見ると、あと1か月続ければあがるのに・・・という生徒がけっこういます。
保護者様も、忍耐が必要な時があります(笑)  あと少し、その先にあると気づけるかです。

悔しいんですよ、本当に。途中であきらめる生徒を見るのって。
だから、3は生徒たちしか用意できないことを何度も言いたいです。
あきらめるな、途中でやめるな、と。

ちなみに、塾で働いていて一番悲しくなるのは、
<塾、辞めさせるわよ!>と保護者が生徒をおどすときです(笑)
生徒も保護者も、塾を気に入ってくれているときに起きやすいです。だって、おどしですから(笑)
もちろん、本気でやめさせようと思っていないのかもしれません。
でも、私にとって、私と生徒をつなぐ唯一の場所が塾です。
    塾をやめる=一生その子に会えない
ということです。売り上げの事とかノルマとかを考える塾もあるのかもしれませんが、
私はただただ悲しくなります・・・。生徒への愛情があまり感じられない塾には、効果が高い時があります。塾をやめると話すと、急に対応がよくなる塾(笑)
ただ、私に直接<成績が上がらないならほかの塾を考えます!>という言葉は、ぜんぜんOKです!
当たり前のことです。保護者として、当たり前の対応です。

塾の先生も、人間です。そして、学校の先生も、もっと愛情深い人間です。
うまーーーく利用しましょう(笑)

*来年こそ、夏合宿を復活させたいなあ。

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