食事と勉強の関係

今日のタイトルは、食事と勉強の関係としました。

しかし、食事といっても、<頭が良くなるメニュー>とかではありません。すいません・・・。

私は、味にそれほどうるさくありませんし、基本的に、なんでもおいしく食べてしまう方なのです。

では、勉強と食事のどんな関係についてなのか?

まず、1冊の本をご紹介いたします。

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宮本先生の本です。けっこうスパルタで有名な先生ですね。テレビなどでもよく出ていましたが、

授業中に<教えない>事で有名です。まったく教えず、<指示>だけを出すんです。

なかなか信じられない授業ですね笑

でも、この本を読むと、ちょっと理解できるところがあります。

宮本先生の本の中に、<食事と勉強の関係>が書かれていました。

食事は本能です。お腹が減ったら食事をします。決して強制ではありません。

どちらかといえば、子供から<お腹が減った!何か食べたい!>と催促されることの方が多いです。

また、食事って基本的に楽しい時間です。鬼特訓の時の昼食は、本当にみんな楽しそうでした笑

本来、勉強も食事と同じように、本能で持っていたものだと、宮本先生はおっしゃいます。

子供の好奇心。保護者のみなさんもご経験あるかと思います。何にでも疑問を持つ子どもの質問・・。

本能で学習意欲は持っていたはずなんです。

しかし、小学校に入ると、<学習>が<勉強>に変わってしまいます。勉強の【強】は、無理強いと使われるように、強引・強制・などの意味になってしまいます。

だから、子供が本来持っている<学習意欲>が失われていくことになっていくのです。

そして、食事でおなか一杯の子供に、<もっと食べなさい。お魚3匹と、野菜と・・・>と無理に食べさせようとすることで、楽しい時間ではなくなってしまう。

どうすれば、学習意欲を取り戻せるのか?

すごく大事な問題です。

昨日、ある保護者がヒントをくれました。

教室に電話があると、<先生、誰から?>

私が何かすると、<先生、これ何?>

なんでも聞いてくる生徒がいました。すごい笑顔です。

【今日はどうしたんだろう?】普段以上の好奇心にびっくりしていると、

<先生、昨日お父さんと庭の草を刈っている時、お父さんに質問されたんだ。草の葉や枝だけを切ったとしても、また草には葉や枝が生えてくる。なぜだと思う?>

昨日、私も質問を受けたのですが、答えられませんでした。難しい問いです!

でも、答えが大事なのではないと思います。疑問を持つ事、考える事が大事です!

それが、勉強ではなく 【学習】だからです。

大好きなお父さんやお母さんを、そして私のような先生を子供たちって本当によく見ています。

一つの例かもしれませんが、草を刈っている時にも、<疑問を持つ好奇心>をお父さんが見せたとき、

子供の好奇心に火がついたのではないでしょうか。

うるさいほどいろいろな事に疑問を持っていた、幼少期。周りの大人が、<そんな事知らなくていいの>と、ついつい押さえてしまいます。私も、よくやってしまいます・・・。

だけど、大人が好奇心を持ち続けていると、子供にも学習意欲は戻ってくるのではないかと思います。

丸暗記の勉強ではなく、<なぜこうなるのだろう?という学習>を子供に見せ続ける事が、

先生と呼ばれる人間の、一番の仕事なのかもしれません。

 

今、教室では、徹底的に計算力をつけようとしています。

けど、私は小学生の時、車のナンバーで計算練習していました。

学校で足し算を習ったときは、<10-23>を見て、【33】。

引き算や掛け算、割り算までやるようになると、すごいバリエーションでした笑

私は計算が好きだったんです。(周りの大人が、好きになるように仕向けてくれていた)

だから、目に入る数字を勝手に計算していたので、本当に計算が速くなったのです。

出来るから好きになるのではなく、好きだから出来るようになる。

そう、【好きこそものの上手あれ】

今日からの授業に生かしてみたいと思います!

いつも長々とすいません。お読みいただいてうれしいです。

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井上 周士
長久手本校 塾長歩夢学舎

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