サファリパークと動物園の違い

himawari

なんとなく、ひまわり、という気分でした(笑)

突然ですが、サファリパークは行ったことがありますでしょうか?

私は、数年前に、初めて行きました!夜でしたが、何だか面白かったです!

昔、ビジネス書を読み漁っていた時、<人を育てる方法>として3つの形が存在すると教わりました。

 

1、動物園型

2、サファリパーク型

3、ジャングル型

 

です。

1の動物園は、動物を檻にそれぞれ入って生活をしてもらいます。

動物園によってもだいぶ変わりますが、基本的に、狭そうです(笑)

少なくとも、自然とはかけ離れた環境で暮らしていることが多いです。

3のジャングルは、まさしくジャングル!無法地帯です(笑)

動物本来の姿が見える代わりに、動物たちにとっても、危険がたくさんあります。

弱肉強食の世界ですから、生き残れない事も多々あります。

そして、2のサファリパークです。

サファリパークは、<肉食動物><草食動物>など、おおざっぱな分け方で、

しかもかなり自然に近い形で動物の姿を見ることが出来ます。

 

教室を作るとき、私はいつも心がけています。サファリパーク型を作ろう!と。

動物園は、檻に入れるわけですから、教育の方針でいくと、

 

【こうしなさい! ああしなさい!!】が多くなります。動物は安全で、でも、動物としての経験・成長はありません。食べ物も、決まった時間に、飼育員が用意するわけです。

もし、動物園の動物が、いきなり自然界に放り出されたら・・・。

生き残るのに、かなりの苦労をしそうです。

 

ジャングルになってしまっている学校・塾も多いような気がします。特に最近(笑)

【自由】【子供たちの主体性】というきれいな言葉で飾り、メリハリのない教育がそこにあります。

確かに、一見、いい環境に見えるかもしれませんが、そこは弱肉強食の世界。

無法地帯です。何をやっても自由ですから。

 

サファリパークとは、<肉食動物は、ここからここまでの間なら自由に生活できるよ>とルールを決めることです。

こうしなさい!ああしなさい!

ではなく、<これとこれはやってはいけないことです!>とルールをしっかりと作り、守る事です。

 

自分の父親に、結婚する前日、

<井上家の家訓は一つ。誰かに作ってもらったものは、ありがたく残さずいただきなさい>

ということだけでした。

子供の時は、<人に迷惑をかけるな>と、それだけは守らされました。

 

勉強しなさい!

宿題をやりなさい!

この言い方では、なかなか子供の心は動きません。

 

でも、

約束を破ってはいけません。

という言い方をすると、宿題をやってくる可能性がぐーーーんと高まります!

この言い方のほうが、子供が選択できる道が多く残るからだと思うのです。

 

会社を作るとき、<経営方針>を作ります。

学校にも、<教育方針>があります。

そして、<家庭>にも 【家訓】があってもいいのではないかと思います。

子供に残したい、一番の<想い>です。

 

その大事なものを守らない場合は、時に厳しく。

しかし、それ以外の優先的な事でない失敗は、経験として見守っていく。

そんな環境がいいのではないかと思います。

 

この夏期講習。

生徒たちは、学力だけでなく、少し大人になった生徒がたくさんいるような気がします。

自分を少しずつ持ち始め、

自分で考え、

自分の足で歩き始めている生徒たちです。

 

保護者の皆様にも、ご協力とご理解をいただきました。

2学期、もし、<勉強の神様>がいるならば、

どうか、どうか、子供たちの努力をほんの少しでも、形にしてあげてください!

 

 

次回は、<質問の回数と成績は、比例なのか反比例なのか?>をお話ししたいと思います。

 

*もし、お天気の神様もいてくれるのなら、どうか、明後日の日曜日。

バーベキューの間だけでも雨を止めてください!(笑)

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井上 周士
長久手本校 塾長歩夢学舎

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