勉強をする目的③
いよいよ、ラストです(笑)
今までの事をまとめると、
ちょこちょこ壁を作ってあげ、悔しい・恥ずかしい・嬉しいなどの感情を生み出し、
<その感情を取り除くにはどうすればいい?>と投げかける事で、
子供たちの本気の姿勢を育てていく
という感じです。
<先生、そんな事出来るのですか?>と、多くの保護者様に聞かれそうです(笑)
正直、簡単には出来ません。ですが、どの<先生>も、その実現の為に日々努力されているのだと思います。
子供たちにとって、一番の宝となるものは、知識や成績表ではありません。
一番大事なのは、<出会い>です。
尊敬できる大人との出会い、
自分を叱咤激励してくれる先生との出会い、
一緒に頑張れる仲間との出会い、
そして、<新しい可能性を持った自分との出会い>です!
これを、学生時代に経験出来ると、就職の時にも考え方が変わってきます。
<この会社、仕事で、どんな人に役に立ち、どんな人と関わる事が出来るか?>という視点で
就職活動をする人が増えると思います。
では、こんな出会いをしてもらうには、<どんな環境が良いのでしょうか?>。
それは、【父性・母性・子性】のバランスが良い時です。
父性とは、<社会の一員としての厳しさを持った考え方・長期的視野>です。
母性とは、<目の前の一人に対し、全力の愛を注ぐ考え方・短期的視野>です。
子性とは、<遊び心を持った考え方>です。
性別はあまり関係ありません。男性でも母性が強い人もいれば、逆もいます。
ただ一般的には、父性と子性は同じ人が持っていても、母性と子性を同じ人が持つ事はなさそうです。
子供たちがもし、大きく道をそれたり、極端に無気力だったり、
つまり何か問題があるとしたら、それは育て方が良いとか悪いではありません。
保護者様自身が、ご自分を責め、子供とどう接すればいいのかを見失う事をたくさん見てきました。
しかし、これは良い悪いではなく、<バランスを意識する>という事を知らなかっただけです。
単純に言うと、
<誰かが叱ったら、誰かがフォローし、バランスを取る>
<誰かがテストの結果に厳しくなり、誰かがテストの結果とは違うものを見てあげる>
このバランスの中で、<自分を支えてくれた、成長させてくれた存在との出会い>があるのだと思います。
最後になりますが、最近、就職活動まで親御さんが出席していると聞きます。
別に良いのですが、いつまで面倒を見るつもりなのでしょうか?(笑)
就活は、失敗もあると思います。ブラック企業に入ってしまい、苦しい思いをすることもあるかもしれません。
しかし、<自分の子供なら、その失敗から何かを学び、立ち上がるはずだ!>と、
なぜそう信じることが出来ないのでしょうか?
いろいろな方と直接話しを聞くと、<子供を信じる事が出来ないのではなく、自分を信じる事が出来ない>人が多いようです。
つまり、自分の子育てが正しいかわからないから、自信が持てない、という事です。
子育てに正解とか不正解があるのかは、分かりません。
でも、今の時代、親御さんは充分に責任を果たされている方が多いと思います。
だから、信じて良いのではないでしょうか。
大事なものは、もう子供たちの中に、<種>として植えていらっしゃるのです。
充分な<愛>という肥料も、間違いなく与えていらっしゃいます。
でも、種を育てるのは、子供たち自身。
サクラになるのか、ひまわりになるのか、未知の植物になるのか(笑)
それは分かりませんが、でも、きっと自分のなりたいように育つと思います!
そして、親御さんの愛をしっかりと刻み込んだ、立派な<人間>になっていくのだと思います。
<3回のまとめ>
父性・母性・子性のバランスの中で、
ちょこちょこ壁を作ってあげ、悔しい・恥ずかしい・嬉しいなどの感情を生み出し、
<その感情を取り除くにはどうすればいい?>と投げかける事で、
子供たちの本気の姿勢を育てていく。そして、
<子供たち>の中にある、【親から引き継いでいる魂】を信じて見守る。
生意気で、わけのわからない事を3回も続けてしまいました・・・。
ご愛読いただきありがとうございました!
次回は、国語の話をします。
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【分かりすい文を書く3つのコツ】
をお伝えしていきます!
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