偏差値について

プリント

今日は偏差値についてお話したいと思います。

4月に全県模試があります。小学生も、出来るだけ参加をしてください。

理由は、偏差値を出す事が大事だからです。

私がこの業界に入った時、まだ<偏差値は悪いものだ>という風評がありました。

逆を言うと、偏差値がまだ重要視されていた時代です。

偏差値で子供たちを差別することはよくない!

と、いろいろなメデイアで騒がれ、<ゆとり>の方向へ日本は進みました。

ちなみに、日本って、いつ出来たか、ご存じでしょうか?

日本書記にこうあります。

紀元前660年2月11日

・・・・何やら遠すぎてわかりませんね笑

でも、次の二つの事は、子供たちに伝えなければいけません。

1、日本は世界で一番古い国である

2、日本は世界で唯一戦いなしに統治が始まった国である

この二つの事を、子供たちに残していかなければいけません。

戦争の良し悪しを云々の前に、この二つの事を知っている国民としての

自負を持たせなければいけない、そんな歴史の授業があってもいいような気がします。

余談でした。

世界のリードする日本が、なぜか世界と逆行し、ゆとりに走った痛手は、まだ続いています。

でも、最近、景気が良くなってきましたね!こんな時こそ、方向性を誤らず、

日本として正しい道に進んでほしいです。

偏差値の話に戻りますが、偏差値は子供たちを差別するものなのでしょうか?

違います!子供たちを【区別】するものです。

偏差値30の生徒と、偏差値60の生徒が同じ勉強をしていいのでしょうか?

区別しなければいけません。30の生徒は、基礎力を鍛え、半年かけて力をつけます。

60の生徒は、難問に挑戦させ、自立した勉強をさせなければいけません。

でも、30の生徒が60になった時は、60の生徒と同じ方針で勉強します。

だから、差別ではなく、今その子がどの段階なのかを【正しく区別してあげる】。

それがわかるのが、偏差値なのです!

ドラゴン桜ではこう偏差値を表現しています。

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『受験生をマラソンランナーにたとえてみよう。ところがこのレース、競う相手が全く見えず、

真っ暗の中足元のコースを頼りに一人で走っているようなものだ。だが、よく考えると一緒に走っている

競争相手は確かにいる・・・。そう、レースに参加している全員が両側を壁で仕切られたコースを

走っているようなものだ!これでは、今自分が何位ぐらいで走っているかわからない・・・。

ここで必要なのがラップタイムだ。5キロを何分で走っているのか?それで自分がどれぐらいのタイムで

ゴール出来るのか予測が出来る。また、過去のレースの記録を知っていれば、今の自分との比較で

何位ぐらいに入れるかも予測できるだろう。このラップタイムにあたるものが、<ものさし>つまり、

偏差値なんだ!』

よく、目標をなかなか持てない、勉強の意欲がわかない、などの悩みを聞く機会があります。

しかも、けっこう頻繁です笑

それは、差別と区別の違いを分からない大人が、子供たちから<ものさし>を奪ってしまったからではないかと私は思っています。

受験も結局は、自分との勝負です。競争相手は、実は自分なんです。

でも、自分がどこを走っていて、どれぐらいのペースなのか、ゴールまでたどり着けるのか?

今、どの段階で、どんな勉強が必要なのか?

それを図る<ものさしである偏差値>を、子供たちに認識させることが大事なんです。

しかも、私たち大人が心配しているのをよそに、実は子供たちは数字が好きです!

順位が好きなんです!

でも、負けたりして泣いている生徒を見ると、私も胸が痛いし、苦しませたくありません。

しかし、本来子供は、数字が好きなんです。

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偏差値の伸び方のイメージはこんな感じです。

ずっと右肩上がりで、比例しません。

ある時期まで(半年ぐらいです)ちょっと上向きぐらいです。

でも、ある一定を超えると、劇的にあがる瞬間が来ます!

この曲線のどこに愛する生徒たちがいるのか、どこを走っているのか。

これを分からずして、個別指導はできないのです。

 

という事で、全県模試、受けてみましょう笑

ネットなどでも申し込めるので、塾に入っていない方も受けた方が良いです。

高校生は、もちろん、積極的に模試を受けてくださいね。

 

次回は、勉強方法の一つ。

<メモリーツリー>をご紹介します。

今、二人の生徒が取り組んでくれています。

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まだ未完成ですが、こんな感じです。

理科・社会の勉強に困ってる生徒が多く、でもテキストを闇雲にやるより、

この勉強方法が良いと考え、今取り組んでもらっています!

もっと上手に出来るようになったら、アップしますので、楽しみにしていてください。

 

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井上 周士
長久手本校 塾長歩夢学舎

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